食べても太らない人、やせ型で細い人の筋トレ方法
いくら食べても太らない、という人の中には、実際に代謝が良すぎて即エネルギーに変換する人もいます。しかし、ほとんどの場合は実際にはそれほど食べてないというのが事実でしょう。特に、筋トレをしている人で細い人が「いくら食べても太らないんです」と言う場合は、まず食べていません。基本として、消費カロリーを越えて食べれば絶対に太るのです。
ヤセ型で太らない体質の人へ
私は20代の頃まで身長が177cmに対して体重が58kgというヤセ型で、いわゆる「いくら食べても太らない」体質と思っていました。その頃は筋トレなんて考えたこともなかったので、実際に痩せていた体形から筋肉を付けたわけではないのですが、それでも痩せている人で筋トレを始めたいという人には、まず言いたいことがあります。
ジムでもガリガリの人が筋トレしているのを良く見かけますが、大きくなりたかったらとにもかくにも「まず一生懸命に飯を食え!」と声を大にして言いたいです。
「食べても太らない体質で仕方がない」というのは単なる逃げで、食べれば絶対に体重は増えます。おそらく、「食べる」の許容量が少なすぎて、または食べたとしても継続性がないため、いつまでも変わらない体型なのでしょう。
一昔前に「ハードゲイナー」という言葉がハヤリました。正直なところ私も含めた一般人においては、これは大きくならないことに対する単なる逃げの理由だと考えます。「ハードゲイナー」はボディビル用語なので、ボディビルダーのように極限まで栄養摂取やカロリー摂取を突き詰めて、初めて結果として現れるものです。一般人が「何週間か何ヵ月か多く食べても太らない、だから俺はハードゲイナーだ」と言われてもそれは・・wとなってしまいます。
自分もけっこう食べているつもりでしたが..
20代の頃、「よし今日は大食いしよう」と決めても実際は1日に3,000~4,000kcal程度で、次の日は普通か大食いの反動で少なめの食事になっているものです。「いくら食べても」と言っても、毎日毎日大食いしているわけではなく、食生活は波があり、ならして見ると平均的なカロリー摂取だったりします。
体重を増やして太るには、最低でも1日に5,000kcal、1ヵ月以上は毎日続けたいところです。
増量期や、体重を増やすための説明はこちら(5,000kcalの目安)
20代の頃の自分は、毎日のように1回の昼食・夕飯で白米2合を平気で食べていましたが、それでも太ることはありませんでした。いま計算してみると、白米だけで約2,000kcal、おかずを合わせてもおそらく3,500kcal程度だと思います。
朝食は食べていませんでしたし、これが毎日というわけでもないので、やはり思っていたよりもカロリーは摂れていなかったのだと思います。
まとめると
では、食べても太らない(と思っている)人、やせ型で細い人はどのように筋トレを進めるべきか?
それは基本的には通常の筋トレとやることは変わりません。正しいフォームで狙っている部位に効かせ、セットごとにオールアウト(限界)を目指します。そして扱える重量を徐々に上げていくということです。
それにプラスして、食べる量を意識的に増やしていく。いきなり増やすことは難しいかもしれないので、徐々に食べる量を増やして、消化器系の内蔵を鍛えていくイメージです。最終的には1日に5,000kcal程度を目標とし、その後、PFCバランス(タンパク質、炭水化物、脂質)のコントロールができるようになるとベストです。
夏前にはヒョロヒョロで細かった子が、半年である程度がっちりしてきた例も見ています。とにかくこの半年は食べたと言っていました。細いからと言って、カラダが大きくなることを諦める必要はまったくありません。何ヵ月かを毎日、摂取カロリーを多めにとって頑張ってください!
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