プロテイン、タンパク質の摂りすぎで尿素窒素に異常がでた話
プロテインを飲みすぎると腎臓に良くないという話は、トレーニーなら一度は聞いたことがあると思います。ただ、実際に周りで問題がでたという話は聞いたことがありませんでした。が、自分自身に異常値が出るとは思いもしませんでした。
プロテインの飲み過ぎで尿素窒素に異常値が
左がより新しい数値です。中央の数値「31.0」の時は、毎食タンパク質多めの食事で、プロテインも1日に150gほど摂っていました。タンパク質の総摂取量として1日で体重の3倍g以上を目標にしていたので、だいたい250g近くを毎日摂るようにしていました。
それを見かねた家族から、「いくら何でも摂り過ぎなので、健康診断で異常値が出たら改めるように」とお達しが出ていた時期です。
果たして、健康診断の結果は見事に初の異常値となってしまいました。上限目安が22.9(mg/dl)のところ31.0(mg/dl)なので、ちょっと良くないかなというレベルです。医師の所見では、「少し高いけどまー大丈夫でしょう」ということでした。
ちなみに、数値の値が高いと腎臓の機能低下を、逆に低い場合は肝臓の機能低下を疑うとのことです。
尿素窒素とは
「尿素窒素」とは肝臓で合成される老廃物で、腎障害によってその値が増えるばかりではなく、タンパク質の多食や腸管内の出血でも上昇します。
タンパク質が代謝されると最終的に尿素となって腎臓から排泄されます。この尿素中に含まれる窒素の量が尿素窒素です。尿素の中の窒素は一定ですから、血液中の尿素窒素が増えるということは代謝されたタンパク質の量が増えた、すなわち沢山のタンパク質を食べた、あるいは腎臓から尿素の排泄が悪くなったかのどちらかと言うことになります。通常ではクレアチニンと併せて腎臓の機能の指標として使われます。
東京メディカルクリニック
さて、タンパク質を摂りすぎて腎障害を患っているとなると状況はかなり深刻ですが、タンパク質の多食により栄養を処理しきれないパターンであれば、すぐに改善の余地があります。
とりあえず、「タンパク質の多食」が尿素窒素の上昇の原因であると考え、この健康診断のあとは1日のたんぱく質の摂取量を減らしてみることにしました。
タンパク質を減らした結果
尿素窒素の異常は自分としてもあまり気分が良くないため、これは改善しようと決めました。これまで体重の3倍g以上を摂っていた1日のタンパク質を、2~2.5倍g程度を目安に減らしてみました。
1日に体重3倍gのタンパク質摂取時は、プロテインを飲む時に何となく内臓やカラダに負担に感じていたのですが、減らしてからはいくぶん気が楽になりました。心理的にも多く摂っているという負担があったようです。
結果、2ヵ月の後の再検査で「31.0→23.4」と値は大幅に下がりました。
「尿素窒素」の異常は、尿蛋白を伴わなければそれほど気にすることがないという医師の所見でしたが、健康診断の結果に「要精密検査」と書かれてしまうので、あまり良い気はしません。
せっかく健康の一環としてに筋トレをするのですから、こういった健康診断の結果もサプリメント等で害することなく正常な値を保ちたいところです。
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